-女性・婦人科の治療ガイド-


女性・婦人科に特有または多いい症状、疾患

女性・婦人科に効果効能があるサプリメント

女性・婦人科に処方される漢方薬

黄耆建中湯(おうぎけんちゅうとう)

黄連解毒湯(おうれんげどくとう)

乙字湯(おつじとう)

葛根湯(かっこんとう)

加味帰脾湯(かみきひとう)

加味逍遙散(かみしょうようさん)

桂枝加黄耆湯(けいしかおうぎとう)

帰脾湯(きひとう)

きゅう帰膠艾湯(きゅうききょうがいとう)

川きゅう茶調散(せんきゅうちゃちょうさん)

荊芥連翹湯(けいがいれんぎょうとう)

桂枝加芍薬大黄湯(けいしかしゃくやくだいおうとう)

桂枝加朮附湯(けいしかじゅつぶとう)

桂枝茯苓丸(けいしぶくりょうがん)

香蘇散(こうそさん)

牛車腎気丸(ごしゃじんきがん)

茵ちん五苓散(いんちんごれいさん)

五苓散(ごれいさん)

柴胡加竜骨牡蛎湯(さいこかりゅうこつぼれいとう)

柴胡桂枝乾姜湯(さいこけいしかんきょうとう)

柴胡桂枝湯(さいこけいしとう)

柴胡清肝湯(さいこせいかんとう)

柴朴湯(さいぼくとう)

柴苓湯(さいれいとう)

三黄瀉心湯(さんおうしゃしんとう)

三物黄ごん湯(さんもつおうごんとう)

温経湯(うんけいとう)

紫雲膏(しうんこう)

四君子湯(しくんしとう)

四物湯(しもつとう)

芍薬甘草湯(しゃくやくかんぞうとう)

温清飲(うんせいいん)

十全大補湯(じゅうぜんだいほとう)

十味敗毒湯(じゅうみはいどくとう)

潤腸湯(じゅんちょうとう)

小建中湯(しょうけんちゅうとう)

消風散(しょうふうさん)

越婢加朮湯(えっぴかじゅつとう)

神仙太乙膏(じんせんたいつこう)

大黄甘草湯(だいおうかんぞうとう)

大黄牡丹皮湯(だいおうぼたんぴとう)

大建中湯(だいけんちゅうとう)

大柴胡湯(だいさいことう)

大承気湯(だいじょうきとう)

治頭瘡一方(ぢずそういっぽう)

調胃承気湯(ちょういじょうきとう)

通導散(つうどうさん)

桃核承気湯(とうかくじょうきとう)

当帰四逆加呉茱萸生姜湯(とうきしぎゃくかごしゅゆしょうきょうとう)

当帰芍薬散(とうきしゃくやくさん)

女神散(にょしんさん)

半夏厚朴湯(はんげこうぼくとう)

半夏白朮天麻湯(はんげびゃくじゅつてんまとう)

白虎加人参湯(びゃっこかにんじんとう)

防已黄耆湯(ぼういおうぎとう)

防風通聖散(ぼうふうつうしょうさん)

補中益気湯(ほちゅうえっきとう)

麻子仁丸(ましにんがん)

木防已湯(もくぼういとう)

抑肝散(よくかんさん)

六君子湯(りっくんしとう)

苓桂朮甘湯(りょうけいじゅつかんとう)

六味丸(ろくみがん)

漢方薬の解説

女性・婦人科に関係する治療法

うつ病

「分子整合栄養医学」(オーソモレキュラー療法)による躁うつ病(双極性障害)治療

うつ病の認知(行動)療法

うつ病を客観的に診断できる「光トポグラフィー検査」(NIRS)

耳鳴りの苦痛軽減治療TRT

更年期障害

「乳がん内視鏡手術」による乳房の温存

おとなしい性質の「非浸潤性乳管がん」

がん治療前の不妊対策「ガラス化法」と「放射線遮断」

更年期による女性の薄毛脱毛にたいする治療法

更年期障害のホルモン補充療法(HRT)

子宮がんの広汎(こうはん)子宮頸部摘出術

子宮筋腫のマイクロ波治療

子宮筋腫の集束超音波治療

子宮内膜症のロイコトリエン拮抗薬(きっこうやく)を使った治療法

子宮内膜症の新治療薬「ルナベル」と「ディナゲスト」

子宮頸がんのHPVワクチン

脂肪使った新しい「乳房再建法」

若い女性の脱毛薄毛にたいする発毛育毛治療

女性の円形脱毛症にたいする治療

性器ヘルペスの再発減らす抑制療法

双胎間輸血症候群のレーザー治療(胎児治療)

乳がんのセンチネルリンパ節生検

尿漏れをともなう「性器脱」の治療

妊娠糖尿病の新しい基準

不妊治療の胚盤胞移植(はいばいほういしょく)

不妊症の卵管鏡下卵管形成術

卵巣がんの新治療薬「ドキシル」(一般名ドキソルビシン塩酸塩)

生理痛・生理不順

がん治療前の不妊対策「ガラス化法」と「放射線遮断」

更年期障害のホルモン補充療法(HRT)

子宮がんの広汎(こうはん)子宮頸部摘出術

子宮筋腫のマイクロ波治療

子宮筋腫の集束超音波治療

子宮内膜症のロイコトリエン拮抗薬(きっこうやく)を使った治療法

子宮内膜症の新治療薬「ルナベル」と「ディナゲスト」

子宮頸がんのHPVワクチン

性器ヘルペスの再発減らす抑制療法

双胎間輸血症候群のレーザー治療(胎児治療)

尿漏れをともなう「性器脱」の治療

妊娠糖尿病の新しい基準

不妊治療の胚盤胞移植(はいばいほういしょく)

不妊症の卵管鏡下卵管形成術

卵巣がんの新治療薬「ドキシル」(一般名ドキソルビシン塩酸塩)

肌・皮膚

アトピー性皮膚炎の症状を緩和する乳酸菌「ラクトバチルス・アシドフィルス L-92株」

ニキビ治療の新薬ディフェリン(一般名アダパレン)の効果

メラノーマ(皮膚がん)のダーモスコープ検査

眼瞼下垂(がんけんかすい)の腱膜固定術(けんまくこていじゅつ)

高齢者に多い「軟性線維腫」や「脂漏性角化症」「汗管腫」のレーザー治療

脂肪使った新しい「乳房再建法」

重症熱傷の再生医療「自家培養表皮」

重度の火傷などに人工皮膚

床ずれ(褥瘡じょくそう)の「局所陰圧閉鎖療法」

心の傷を癒す人工身体「エピテーゼ」

尋常性白斑や尋常性乾癬、アトピー性皮膚炎には新紫外線療法「ナローバンドUVB」

多汗症の治療

体の形を整える脂肪吸引手術のリスク

爪白せんのパルス(間欠)療法

糖尿病性潰瘍や壊疽などに「創傷ケアセンター」

肌の傷跡を再生治療するフラクショナル・レーザー

皮膚がんに進行する日光角化症(にっこうかくかしょう)

皮膚ケロイドの治療法

被爆による急性放射線障害の治療

余った皮膚を真皮縫合法で除去する「減量後手術」

冷え性

リンパ浮腫の「複合的理学療法医療リンパドレナージ」

リンパ浮腫の顕微鏡下リンパ管細静脈吻合術(ふんごうじゅつ)

下肢静脈瘤の「硬化療法」と「ストリッピング手術」

更年期障害のホルモン補充療法(HRT)

慢性疲労症候群(CFS)

貧血

悪性リンパ腫の新薬

下肢静脈瘤の「硬化療法」と「ストリッピング手術」

胸部大動脈瘤・ハイブリッド手術

腎動脈狭窄症のステント治療

大動脈瘤の新しい血管内治療「ステントグラフト内挿術」

動脈硬化症の脈波速度・ABI・頸(けい)動脈などの各種検査

脳梗塞の新治療血栓回収治療

脳梗塞の新薬 tPA(組織性プラスミノーゲン活性化因子)

脳卒中のステント新治療

白血病の治療「臍帯血移植」「末梢血移植」

白血病の治療薬「ゲムツズマブオゾガマイシン」

不眠のむずむず脚症候群

閉塞性動脈硬化症(ASO)の人工血管外科手術

不妊症

「乳がん内視鏡手術」による乳房の温存

おとなしい性質の「非浸潤性乳管がん」

がん治療前の不妊対策「ガラス化法」と「放射線遮断」

更年期障害のホルモン補充療法(HRT)

子宮がんの広汎(こうはん)子宮頸部摘出術

子宮筋腫のマイクロ波治療

子宮筋腫の集束超音波治療

子宮内膜症のロイコトリエン拮抗薬(きっこうやく)を使った治療法

子宮内膜症の新治療薬「ルナベル」と「ディナゲスト」

子宮頸がんのHPVワクチン

脂肪使った新しい「乳房再建法」

性器ヘルペスの再発減らす抑制療法

双胎間輸血症候群のレーザー治療(胎児治療)

乳がんのセンチネルリンパ節生検

尿漏れをともなう「性器脱」の治療

妊娠糖尿病の新しい基準

不妊治療の胚盤胞移植(はいばいほういしょく)

不妊症の卵管鏡下卵管形成術

卵巣がんの新治療薬「ドキシル」(一般名ドキソルビシン塩酸塩)

便秘

イボ痔の新手術「PPH法」

イボ痔の内痔核硬化療法剤治療(ALTA)

ピロリ菌による「萎縮性胃炎」「胃がん」などのリスク

胃食道逆流症の径内視鏡的噴門部縫縮術(ELGP)

過敏性腸症候群(IBS)

過敏性腸症候群のラモセトロン塩酸塩錠(商品名・イリボー錠)

消化管の運動機能低下による機能性胃腸症(FD)

進行性大腸がんの分子標的薬アバスチン

鼠径(そけい)ヘルニアのメッシュ治療

早期胃がんの切開はく離法

大腸がんの最新治療「内視鏡的粘膜下層はく離術」(ESD)

大腸がんの分子標的薬による「個別化治療」

尿漏れをともなう「性器脱」の治療

便失禁のバイオフィードバック療法

むくみ(浮腫)

糖尿病腎症

リンパ浮腫の「複合的理学療法医療リンパドレナージ」

リンパ浮腫の顕微鏡下リンパ管細静脈吻合術(ふんごうじゅつ)

下肢静脈瘤の「硬化療法」と「ストリッピング手術」

下肢静脈瘤レーザー治療

骨粗しょう症

アキレス腱断裂の新手術法

骨への転移がん進行を抑制する「ビスフォスフォネート製剤」

骨粗しょう症の治療薬「塩酸ラロキシフェン」「ビスフォスフォネート製剤」

骨粗しょう症の背骨骨折治療「経皮的椎体形成術」

骨肉腫の「抗がん剤とカフエインの併用治療」

人工骨「水酸化アパタイト」による骨の「再建」

前十字靱帯断裂の「靱帯再建手術」と「保存的修復法」

多発骨転移がんの痛み 放射性の薬で効果持続

複雑骨折の脚延長術「イリザロフ法」

漏斗胸(ろうときょう)治療の「NUSS(ナス)法」


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便秘の原因

便秘の定義は排便の回数を問題にするのではなく便が硬くて出にくいこと指しますので、毎日排便があっても便がこのように硬い状態ですと便秘といえます。

便秘の原因には食事での食物繊維不足、腸内環境の悪化、運動不足、ストレスなどがあります。便秘の主もな症状は腹痛や頭痛、肩こり、食欲不振、吹き出もの、肌あれなどです。

便秘の種類には大まかに一過性便秘と慢性便秘がります。

一過性便秘は環境の変化や食べ物の変化そしてストレスです、代表的な例が海外旅行などで起こる便秘です。

慢性便秘には3種類あります、弛緩性便秘とけいれん性便秘そして習慣性便秘です。

(1)弛緩性便秘は腸の弾力性が低下して、便を出す力が衰えたものです。

(2)けいれん性便秘はストレスによって大腸の動きをコントロールする自律神経のバランスが崩れて、便秘と下痢を繰り返すものです。

(3)習慣性便秘は便意があるのに我慢したため便を送り出す反射機能が衰えてしまったもので、日本の女性に最も多い便秘のタイプです。

女性は男性より便秘になりやすい体質です、その原因は生理前に分泌される黄体ホルモンが消化の働きを低下させて、大腸での水分の吸収を促進させるので便が硬くなるのです。また妊娠中の女性も子宮が膨らんで腸を圧迫して、ぜん動運動を鈍らせるため便秘になりやすいです。

便秘の対策

便秘の対策としては腸内環境の改善がポイントになります。

便秘に効果効能があるサプリメント

オリゴ糖

ケール

ケフィア(ヨーグルトキノコ)

ビール酵母

フコイダン

プルーン

モロヘイヤ

菊イモ

食物繊維

乳酸菌

納豆菌

発芽玄米 玄米胚芽油

●サプリメント選びのワンポイント・アドバイス

  • 食物繊維は胃腸で消化されずに水分を含んで腸管いっぱいに膨らんで、腸壁を圧迫刺激して便意をうながしてくれます。
  • フコイダンは不溶性植物繊維で慢性便秘に適しています。
  • 菊イモ、ケール、プルーン、モロヘイヤ、発芽玄米 発芽胚芽油は食物繊維を豊富に含んでいます。
  • 乳酸菌、納豆菌、ケフィアは腸内の善玉菌を増やし、悪玉菌を抑え腸内環境を整えてくれます。
  • ビール酵母は植物繊維を豊富に含み、腸内環境を整えてくれます。
  • オリゴ糖は腸内の善玉菌のエサになり、善玉菌を増やしてくれます。
  • 注意)急に食物繊維を増やすとお腹の張りが強くなりますので、徐々に増やしてください。

便秘に処方される漢方薬

漢方薬は、自分の証に合ったものをお選び下さい。

「証」とは体力、体質、症状などから患者さんの状態を総合的に観察した診断結果のことです。

  • 実証は生理機能が高まった状態を意味して、外見は健康そうに見えます。
  • 虚証は体力がなく、生理機能が衰え、抵抗力も低下した状態を意味します。
  • 中間証は実証または虚証のどちらも偏らず、それぞれの特徴を半分ずつもつ場合を意味します。

「証」の判定は証の自己判定テストご利用ください。

実証

中間証

虚証

便秘に関係する治療法

肌・皮膚 肌荒れの原因

「美肌」美しい肌の大敵

「美肌」美しい肌の大敵はシミやバカス、肌荒れです。

1、シミの原因は紫外線が細胞を破壊したときにできる物質「リポフスチン」が皮膚に蓄積した物です。「リポフスチン」は加齢色素とも呼ばれています。

2、ソバカスは皮膚が紫外線を浴びると、皮膚の内部に有害な活性酸素ができます、これを吸収して無毒化するのが黒い色素「メラニン」でこれが増えることにより肌が黒くなります。これが俗にいう「日焼け」で黒い色素「メラニン」が肌に残ってソバカスになります。

3、肌荒れは風邪や疲労による体調不良や、栄養不足、便秘などで起きます。

「美肌」美しい肌を保つ仕組みは、皮膚は中から新しい細胞ができて古い細胞を押し上げ、古い細胞は角質層になって表面から落ちていきます。古い細胞が新しい細胞に代わることを新陳代謝と呼び、細胞が入れ替わる速度を「ターンオーバー」と呼びます。

「ターンオーバー」は肌を露出した部分で約10日、衣類で覆われている部分の皮膚では約20日ですが加齢や環境の変化などによって順調に進まないと、古い細胞が残ってシミやソバカスになります。

肌・皮膚の対策

「美肌」美しい肌を保つ対策としては、いかに新陳代謝を活性化するかがポイントになります。

肌・皮膚に効果効能があるサプリメント

アセロラ

カムカム

クランベリー

グレープシードエキス

サジー

ビタミンA(β-カロテン、レチノール)

ビタミンB2

ビタミンC

ビタミンE

プラセンタ

プルーン

ラズベリー

レスベラトロール

マルチビタミン・ミネラル

●サプリメント選びのワンポイント・アドバイス

  • ビタミンCはメラニンの生成を押さえ、肌にできた黒いメラニンを脱色したうえコラーゲンの生成に欠かせせず、強い抗酸化物質でもありますので美肌作りには重要です。
  • アセロラやカムカムはビタミンCを豊富に含んでいます。
  • ビタミンAビタミンB2は皮膚や粘膜の健康を守る働きがあります、特にビタミンAは皮膚のターンオーバーを活発にします。
  • ビタミンEはビタミンAやCと共に活性酸素を分解して、顔の毛細血管の血行を良くして表皮細胞の新陳代謝を活発にします。
  • クランベリー、グレープシードエキス、ラズベリーは強い抗酸化力で肌を守ります。
  • サジーはビタミンAを多く含みその他のビタミンも含んでいて肌を美しく守ってくれます。
  • プルーンはビタミンAを豊富に含み便秘にも効果があります。
  • プラセンタの「成長因子」(グロース・ファクター)によって細胞の分裂速度が速まり、全身の組織、臓器、肌を若返らせます。
  • マルチビタミン・ミネラルを服用することで、三大栄養素の代謝を円滑に進める酵素を十分に働かせることができます。日常の体調を維持するための、予防として服用してください。

肌・皮膚に処方される漢方薬

漢方薬は、自分の証に合ったものをお選び下さい。

「証」とは体力、体質、症状などから患者さんの状態を総合的に観察した診断結果のことです。

  • 実証は生理機能が高まった状態を意味して、外見は健康そうに見えます。
  • 虚証は体力がなく、生理機能が衰え、抵抗力も低下した状態を意味します。
  • 中間証は実証または虚証のどちらも偏らず、それぞれの特徴を半分ずつもつ場合を意味します。

「証」の判定は証の自己判定テストご利用ください。

漢方軟膏

アトピー性皮膚炎に処方される漢方薬

実証

  • 黄連解毒湯(おうれんげどくとう)
    皮膚炎、皮膚そう痒症のかゆみの緩和のほか、高血圧症状の緩和にも用いられます。かゆみ、発疹のほか、のぼせ、赤ら顔、目の充血、不眠、頭痛などがある場合に用いられます。
  • 消風散(しょうふうさん)
    湿疹、じんましん、皮膚そう痒症など皮膚疾患に用いられます。長年にわたって治らない湿疹で、患部のかゆみが強く、気候が暖かくなると悪化するなどの特徴があるときに効果があります。
  • 治頭瘡一方(ぢずそういっぽう)
    おもに子どもの湿疹、皮膚炎に用いられます。頭や顔にかさぶたやただれができ、かゆみが強いときに有効です。
  • 葛根湯(かっこんとう)
    胃腸のじょうぶな人の湿疹やじんましんに用いられます。初期のかぜにともなう炎症全般にも有効です。
  • 白虎加人参湯(びゃっこかにんじんとう)
    湿疹、皮膚炎、熱性疾患などに用いられます。熱が高く、のどが渇く、水をよく飲む、発汗が激しい、顔がほてるなどの症状があるときに有効です。
  • 越婢加朮湯(えっぴかじゅつとう)
    アトピー性皮膚炎、湿疹に用いられます。むくみ、口渇、汗が出る、尿の出が悪い、せきが出るなどの症状がある場合に効果があります。

中間証

  • 十味敗毒湯(じゅうみはいどくとう)
    皮膚疾患の初期や湿疹、じんましん、水虫などで乾燥しているものと、アレルギー性湿疹にも有効です。皮膚症状のほか、神経質で胸脇苦満があるときに効果的です。
  • 温清飲(うんせいいん)
    アトピー性皮膚炎、湿疹、皮膚そう痒症、口内炎などに用いられます。皮膚のかゆみや熱感がみられるときに有効です。
  • 柴胡清肝湯(さいこせいかんとう)
    神経質で「癇」(かん)の強い子どもの湿疹の治療に用いられます。皮膚が浅黒く、手のひらや足の裏に汗をかきやすい、腺病質(リンパ節が腫れやすく、湿疹、粘膜の炎症などをおこしやすい)などがあるときの体質改善に有効です。
  • 荊芥連翹湯(けいがいれんぎょうとう)
    慢性化したにきび、鼻炎、扁桃炎に用いられます。皮膚が過敏な子どもの体質改善に用いられるほか、鼻や、耳、扁桃に炎症をおこしやすい人に有効です。
  • 五苓散(ごれいさん)
    尿量減少、のどの渇き、むくみ、水滞などの症状に用いられます。
  • 柴胡桂枝湯(さいこけいしとう)
    微熱、食欲不振、胸脇苦満、関節痛などがある場合の体質改善に用いられます。

虚証

肌・皮膚に関係する治療法

冷え性の原因

冷え性の原因は体調や体質的に血行が悪い人に起こります。

特に女性に冷え性が多く月経によるホルモンのバランスのくずれ、不規則な生活やストレス、無理なダイエットによる栄養の不足、運動不足などが血行不良の原因になります。その他にタバコ、体をきつくしめ過ぎる下着、エアコンの利き過ぎ、仕事やテレビで長時間いすに座る事などでも原因にあげられます。

食物による冷え性の原因になるものは脂肪の多い肉類や甘いものなのです、これらを食べ過ぎると血液がドロドロになって血の循環が悪くなり冷え性になります。

冷え性は症状が進むと風邪、頭痛、のぼせ、立ちくらみなどを引き起こします。

冷え性の対策

冷え性の対策としては取り除ける要因は取り除き、体を温め血行を良くする工夫をすることです。

冷え性に効果効能があるサプリメント

EPA(IPA) DHA

カプサイシン

ショウガ

ニンニク

ビタミンE

メリロート

高麗人参(朝鮮人参)

杜仲茶

マルチビタミン・ミネラル

●サプリメント選びのワンポイント・アドバイス

  • EPA(IPA)DHAは血管のコレステロールや中性脂肪を除去して血液の流れを良くしてくれます。
  • 梅、高麗人参、ショウガ、杜仲茶、ニンニク、メリロートは血行を良くして体温を上げてくれます。
  • カプサイシンは副交感神経を刺激して体温を0.5度程度上げる作用があります。
  • ビタミンB群は三大栄養素からエネルギーを作り出し体温を上げます。
  • ビタミンEは冷え性に最も効果がある栄養素で、表皮の毛細血管の血行を良くして身体の末端に血液を循環させる効果があります。
  • マルチビタミン・ミネラルを服用することで、三大栄養素の代謝を円滑に進める酵素を十分に働かせることができますので、日常の体調を維持するための、予防として服用してください。

冷え症(ひえしょう)に処方される漢方薬

漢方薬は、自分の証に合ったものをお選び下さい。

「証」とは体力、体質、症状などから患者さんの状態を総合的に観察した診断結果のことです。

  • 実証は生理機能が高まった状態を意味して、外見は健康そうに見えます。
  • 虚証は体力がなく、生理機能が衰え、抵抗力も低下した状態を意味します。
  • 中間証は実証または虚証のどちらも偏らず、それぞれの特徴を半分ずつもつ場合を意味します。

「証」の判定は証の自己判定テストご利用ください。

実証

中間証

  • 五積散(ごしゃくさん)
    女性の冷え症、更年期障害、神経痛などに用いられます。胃腸が弱く、冷えると腰・関節・下腹部・足の痛み、疲労などの症状があるときに選ばれます。
  • 加味逍遙散(かみしょうようさん)
    女性の冷え症、不眠症、月経困難症などに用いられます。疲れやすく、不安、イライラ、頭痛、肩こり、便秘などがある場合に効果的です。

虚証

漢方薬の解説

冷え性に関係する治療法

貧血の原因

貧血の原因は主に3つあり、出血多量によるもの、赤血球の生産不足、赤血球の過剰な分解なのです。この内もっとも多い貧血の原因は赤血球の生産不足です、この原因は鉄分の摂取不足により起こります。これが鉄欠乏性貧血です、これ以外に葉酸欠乏性貧血、ビタミンB12欠乏性貧血があります。

鉄、葉酸、ビタミンB12は赤血球を作るための、材料となる栄養素ですので、これらが不足すると赤血球が作れずに貧血になるのです。またタンパク質も不足すると貧血になります。

貧血は体質的に女性の方が多く、貧血になりやすいタイプは生理の始まった16歳から20歳の女性、月経で大量の出血をする女性、ダイエットで食事制限している女性または偏食しがちな人です。

貧血の主な症状は疲れがなかなか取れない、動悸や息切れがする、顔色が悪く唇が蒼白い、食欲がない、吐き気がする、微熱が続く、頭痛がするなどです、貧血は自覚症状があまり出ないので、これらの症状が出たらまず貧血を疑ってみてください。

貧血の方には、足がムズムズして眠れなくなる、「むずむず脚症候群」になる人がいますので、注意してください。

貧血の対策

貧血の対策としては貧血の原因が幾つかありますので、まず検査で貧血の原因を調べる事がポイントになります。

貧血に効果効能があるサプリメント

カムカム

クエン酸

シジミ

ビタミンB12

ビタミンB6

ビタミンC

モリブデン

葉酸

●サプリメント選びのワンポイント・アドバイス

  • 貧血で最も多い鉄欠乏性貧血の方は、鉄と共にタンパク質、ビタミンC、ビタミンB6、銅、クエン酸、モリブデンと一緒に摂ると鉄の吸収率が高まりますが、これらを全て摂るのは大変ですのでマルチビタミン・ミネラルと鉄の2種類のサプリメントを使用すると効率がいいと思われます。
  • 葉酸欠乏性貧血、ビタミンB12欠乏性貧血の方はそれぞれ葉酸、ビタミンB12を摂ってください。
  • カムカムは成分として鉄とビタミンC、クエン酸を含んでいます。
  • シジミは鉄とビタミンB12を多く含んでいます。

貧血に処方される漢方薬

漢方薬は、自分の証に合ったものをお選び下さい。

「証」とは体力、体質、症状などから患者さんの状態を総合的に観察した診断結果のことです。

  • 実証は生理機能が高まった状態を意味して、外見は健康そうに見えます。
  • 虚証は体力がなく、生理機能が衰え、抵抗力も低下した状態を意味します。
  • 中間証は実証または虚証のどちらも偏らず、それぞれの特徴を半分ずつもつ場合を意味します。

「証」の判定は証の自己判定テストご利用ください。

虚証

  • 加味帰脾湯(かみきひとう)
    血行のよくない人の貧血や再生不良性貧血、不眠症、神経症に用いられます。不安、微熱、寝汗、食欲不振などがある場合に効果的です。
  • 帰脾湯(きひとう)
    顔色のよくない人の貧血や再生不良性貧血、不眠症、神経症などにも用いられます。不安やうつな気分、息切れ、寝汗、倦怠感、食欲不振などがある場合に効果的です。
  • 四君子湯(しくんしとう)
    貧血のほか、慢性胃炎、胃腸虚弱に用いられます。やせて顔色が青白く、冷えや食欲不振がある場合に効果的です。
  • 十全大補湯(じゅうぜんだいほとう)
    病後、術後、産後、あるいは慢性疾患で体力が衰弱した人の貧血、疲労、食欲不振、手足の冷えなどに用いられます。疲れやすい、顔色が青白い、寝汗などがある場合に有効です。
  • 当帰芍薬散(とうきしゃくやくさん)
    女性の貧血、更年期障害、月経不順などに用いられます。足腰の冷え、疲労、血行不良、下腹部痛、頭痛、肩こりなどがある場含に効果的です。
  • 補中益気湯(ほちゅうえっきとう)
    胃腸機能の低下している人の貧血、低血圧症などに用いられます。疲労倦怠、食欲不振、寝汗、寒けなどがある場合に有効です。
  • 六君子湯(りっくんしとう)
    胃腸が弱い人の貧血、つわり、胃炎などに用いられます。食欲不振、みぞおちのつかえ感、食後に眠くなる、手足が冷えやすいなどがある場合に有効です。

貧血に関係する治療法

不妊症の原因

女性の側の原因

排卵障害、排卵管障害、ホルモン異常、子宮異常

男性の側の原因

乏精子症、無精子症、精子無力症

その他に性交障害、射精障害などの原因もあります。

避妊をせずに普通に夫婦生活をすると約90%の夫婦が2年間で妊娠しますので、2年で妊娠しないと不妊症と診断されます。2年以上妊娠できない夫婦は男女共にお医者さんに診断を受けてください。

不妊症に効果効能があるサプリメント

ビタミンA(β-カロテン、レチノール)

ビタミンE

亜鉛

葉酸

●サプリメント選びのワンポイント・アドバイス

  • ビタミンEは生殖機能を維持する働きがあり「抗不妊ビタミン」とも呼ばれ、不妊治療に使われています。
  • ビタミンAは不足すると子宮の粘膜を傷付けやすくなります。
  • 亜鉛は妊娠した場合、胎児に必要不可欠なミネラルです。
  • 葉酸は胎児の先天異常を防ぐ作用があります。

不妊症に処方される漢方薬

漢方薬は、自分の証に合ったものをお選び下さい。

「証」とは体力、体質、症状などから患者さんの状態を総合的に観察した診断結果のことです。

  • 実証は生理機能が高まった状態を意味して、外見は健康そうに見えます。
  • 虚証は体力がなく、生理機能が衰え、抵抗力も低下した状態を意味します。
  • 中間証は実証または虚証のどちらも偏らず、それぞれの特徴を半分ずつもつ場合を意味します。

「証」の判定は証の自己判定テストご利用ください。

実証

  • 桃核承気湯(とうかくじょうきとう)
    女性の月経不順、月経困難、更年期障害などに用いられます。下腹部の抵抗感(お血)、頭痛、のぼせ、めまい、便秘、足腰の冷えなどがあるときに有効です。

中間証

  • 桂枝茯苓丸(けいしぶくりょうがん)
    卵巣機能の改善効果があるため、お血(血液ドロドロ)のある女性の月経不順や子宮内膜炎などの治療に用いられます。血行不良、お血、足の冷え、のぼせ、肩こり、頭痛、動悸、イライラなどがある場合に有効です。
  • 加味逍遙散(かみしょうようさん)
    女性の不妊症、月経不順、月経困難症、自律神経失調症、神経症などに用いられます。疲労、不安、ストレス、頭痛などの症状があるときに効果的です。

虚証

  • 当帰芍薬散(とうきしゃくやくさん)
    女性の不妊症に用いられます。足腰の冷え、貧血、疲労、下腹部痛、めまい、動悸、目にくまがある場合などで効果的です。
  • 温経湯(うんけいとう)
    女性の月経不順、月経困難症、更年期障害などに用いられます。口渇、下腹部の冷えと痛み、おりもの、下痢、頭痛、腰痛、肩こりなどがある場合に有効です。
  • 四物湯(しもつとう)
    女性の月経不順や更年期障害など女性の病気全般に用いられます。貧血、冷え症、便秘などがある場合に有効です。
  • 六君子湯(りっくんしとう)
    女性の体質改善のほか、胃炎、食欲不振などに用いられます。冷え、貧血、胃のむかつきなどがある場合に効果的です。

不妊症に関係する治療法

骨粗しょう症の原因

骨粗しょう症の原因は加齢とともにホルモンバランスが悪くなります、それにともない骨のカルシウムが少なくなり骨が折れやすくなるのです。特に閉経後の女性に多くみられ高齢になるほど増加、重症化します。

骨粗しょう症が高齢の女性に多い原因は閉経後に女性ホルモンのエストロゲンが減少します、エストロゲンには骨からカルシウムが溶け出すのを抑える作用がありますので、エストロゲンの分泌が少ないと骨が弱くなるのです。

骨粗しょう症の症状は円背(背中が丸くなる)や腰痛、骨の変形による各部の痛み、そして骨折しやすくなります特に手首の骨折や大腿骨頸部骨折、脊椎圧迫骨折などが起こります。

骨粗しょう症の対策

骨粗しょう症の対策としてはカルシウムの効率的な補給と沈着がポイントになります。

骨粗しょう症に効果効能があるサプリメント

イソフラボン(大豆イソフラボン)

カルシウム

ビタミンD

ビタミンK

マグネシウム

●サプリメント選びのワンポイント・アドバイス

  • イソフラボンは女性ホルモンのエストロゲンと似た構造をしているので、「ファイトエストロゲン」とも呼ばれていて骨粗しょう症に効果があります。
  • カルシウムとマグネシウムは骨の成分ですが、カルシウム2に対しマグネシウム1の比率で摂るのが理想的です。
  • ビタミンDにはカルシウムの腸での吸収や血液中での運搬を促進して、骨や歯に吸着させる作用があります。
  • ビタミンKはカルシウムを骨に沈着させ、さらにカルシウムが流出するのを抑える働きもあり骨粗しょう症の治療に役立ちます。

骨粗しょう症に関係する治療法

更年期障害の原因

更年期障害の原因は、閉経前から女性ホルモン「エストロゲン」が減少し始めますが、脳からはもっと「エストロゲン」を分泌するように命令が出るため、自律神経のバランスがくずれ更年期障害が起きるのです。

更年期障害の期間に個人差はありますが女性が閉経(約50歳)する前後10年間程度です。エストロゲンの減少は、30代半ばから少しずつ始まりますので、この時期に不規則な生活や過激なダイエット、偏った食事などして、ホルモンバランスを崩すと卵巣機能が低下して、更年期障害を早める事があります。

更年期障害の主な症状は

・のぼせ

・冷え性

・むくみ

・疲労

・肌荒れ

・不眠

・イライラ

・頭痛

更年期障害の症状は子宮がんや高血圧の症状に似ていますので、これらの症状がみられたら病院で検査を受けてください。

また更年期障害の時期、「エストロゲン」が減少すると造骨細胞の働きがにぶるので骨密度が落ち骨粗しょう症になったり、コレステロールが増えて脂質異常症を起こしたり、高血圧になりやすくなるので注意してください。

男性の更年期障害

更年期障害と言いますと、女性特有の症状と思われますが男性にも更年期障害があります。原因は男性ホルモンのテストステロンの減少やストレスなどの要因が複合的に関連しています。50歳前後から始まり主な症状はうつ状態や疲労感、イライラ、前立腺肥大、体調の変調で、精神的な変化などさまざまな症状がでますので、なかなか更年期障害と判りずらいです。

更年期障害の対策

更年期の対策としては、女性ホルモン「エストロゲン」を補充することがポイントになります。

更年期障害に効果効能があるサプリメント

イソフラボン(大豆イソフラボン)

ギャバ(γ-アミノ酪酸)

ビタミンB6

ビタミンE

フェヌグリーク(コロハ)

ブラックコホシュ

レッドクローバー

発芽玄米 玄米胚芽油

●サプリメント選びのワンポイント・アドバイス

  • イソフラボン(大豆イソフラボン)はエストロゲンに似た構造をしていて「ファイトエストロゲン」と呼ばれています。
  • レッドクローバーの有効成分はイソフラボン類です。
  • ギャバ(γ-アミノ酪酸)には自律神経のバランスを改善する作用があります。
  • 発芽玄米 玄米胚芽油にはギャバ(γ-アミノ酪酸)が含まれています。
  • ビタミンB6は血圧を下げコレステロールを減らす作用があります。
  • ビタミンEは女性ホルモンのエストロゲンの分泌をスムーズにしてくれます。
  • フェヌグリーク(コロハ)の有効成分はエストエロゲンの材料になります。
  • ブラックコホシュは更年期障害特有なのぼせや頭痛、むくみなどに有効に作用します。

更年期障害に処方される漢方薬

漢方薬は、自分の証に合ったものをお選び下さい。

「証」とは体力、体質、症状などから患者さんの状態を総合的に観察した診断結果のことです。

  • 実証は生理機能が高まった状態を意味して、外見は健康そうに見えます。
  • 虚証は体力がなく、生理機能が衰え、抵抗力も低下した状態を意味します。
  • 中間証は実証または虚証のどちらも偏らず、それぞれの特徴を半分ずつもつ場合を意味します。

「証」の判定は証の自己判定テストご利用ください。

実証

中間証

  • 桂枝茯苓丸(けいしぶくりょうがん)
    お血のある女性の更年期障害や婦人科疾患に用いられます。血色不良、下腹部痛、足の冷え、のぼせ、肩こり、頭痛、イライラなどがある場合に効果があります。
  • 加味逍遙散(かみしょうようさん)
    更年期障害で、もっとも多く処方されるものです。女性の更年期障害、月経不順・月経困難症、自律神経失調症などに用いられます。疲れやすい、不安、不眠、イライラ、頭痛、のぼせ、肩こり、便秘、冷え症など、さまざまな症状に対応しています。
  • 女神散(にょしんさん)
    女性の更年期障害、月経不順、産前産後の神経症などに用いられます。のぼせ、めまい、みぞおちのつかえ、胃もたれなど、さまざまな症状やはっきりしない不決感などに対応しています。とくにのぼせやほてり、めまいをともなうときに有効です。
  • 温清飲(うんせいいん)
    女性の更年期障害、月経不順、血の道症などに用いられます。目標症状は不安、のぼせ、皮膚の乾き、出血傾向などです。
  • 甘麦大棗湯(かんばくたいそうとう)
    女性の自律神経失調症、神経症などに用いられます。悲観的な言動、興奮、不安、不眠などが目立つときに選ばれます。
  • 五積散(ごしゃくさん)
    女性の更年期障害、神経痛、冷え症などに用いられます。胃腸が弱く、冷えると腰、関節、下腹部、足が痛む、疲れやすいなどの症状があるときに選ばれます。
  • 川きゅう茶調散(せんきゅうちゃちょうさん)
    女性にみられるかぜ初期の頭痛や、突発性の頭痛に用いられます。頭痛のほか、めまい、寒け、発熱など、典型的なかぜ症状にも有効です。

虚証

  • 温経湯(うんけいとう)
    女性の更年期障害、月経不順・月経困難などに用いられます。口の渇き、下腹部の冷えと痛み、おりもの、下痢、頭痛、腰痛、肩こりなどがあるときに効果的です。
  • きゅう帰調血飲(きゅうきちょうけついん)
    女性の更年期障害、月経不順、産後の低下した体力の改善などに用いられます。食欲不振、下痢、便秘、腹痛、頭痛、めまい、のぼせなど、さまざまな症状に対応しています。
  • 柴胡桂枝乾姜湯(さいこけいしかんきょうとう)
    女性の更年期障害、神経症、不眠症、心臓神経症などに用いられます。やせ型で血色不良、冷える、口が渇く、動悸や息切れなどの症状があるときに有効です。
  • 四物湯(しもつとう)
    胃腸障害がない女性の更年期障害、月経不順、冷え症などに用いられます。血行をよくする効果があります。皮膚がカサついて色つやが悪い、手足の冷え、貧血、目のかすみがある場合に選ばれます。
  • 当帰芍薬散(とうきしゃくやくさん)
    更年期障害、貧血、月経不順などに用いられます。足腰の冷え、貧血、疲労感、血色不良、下腹部痛、頭重感、肩こりなどがある場合に効果的です。
  • 半夏白朮天麻湯(はんげびゃくじゅつてんまとう)
    胃腸が弱く、冷え症がある女性で、更年期障害の症状のなかでも頭痛、めまいが強い人に用いられます。そ のほか、肩こり、頭重感、吐き気、食後の手足のだるさにも有効です。
  • 防已黄耆湯(ぼういおうぎとう)
    女性の肥満症、関節痛、多汗症、むくみなどに用いられます。水ぶとりで色白、むくみやすく、疲れやすい、尿量減少などの症状があるときに選ばれます
  • 抑肝散(よくかんさん)
    女性の神経症、不眠症、などに用いられます。神経が過敏で興奮しやすい、怒りっぽい、まぶた や顔の筋肉がけいれんするなどの症状がみられるときに有効です。
  • 苓桂朮甘湯(りょうけいじゅつかんとう)
    更年期障害の症状のなかでも、立ちくらみやめまいの強い人に用いられます。そのほか、動悸、のぼせ、尿量減少などがあるときに効果があります。

むくみ(浮腫)の原因

むくみ(浮腫)の原因は、はっきりした病気が無い場合、最も大きな要因は塩分(ナトリウム)の摂り過ぎで排泄されるべき余分な水分が塩分(ナトリウム)により細胞内にたまったことで起こります。

むくみ(浮腫)の症状は、顔とくにまぶたや額、手足などに現れやすく指で押すとへこみが残り、ひどくなるとその部分が重くだるく感じます。

ただむくみ(浮腫)は糖尿病や腎臓、肝臓、心臓などの病気でも現れますので、症状が長びいたりひどいときは、病院で診てもらってむくみの原因を調べてください。

むくみ(浮腫)の対策

むくみの対策としては塩分(ナトリウム)量のコントロールがポイントになります。

むくみ(浮腫)に効果効能があるサプリメント

カリウム

メリロート

●サプリメント選びのワンポイント・アドバイス

  • カリウムは余分なナトリウムの排泄を促進してくれます。
  • メリロートは水分代謝を改善する作用があります。

むくみ(浮腫)に処方される漢方薬

漢方薬は、自分の証に合ったものをお選び下さい。

「証」とは体力、体質、症状などから患者さんの状態を総合的に観察した診断結果のことです。

  • 実証は生理機能が高まった状態を意味して、外見は健康そうに見えます。
  • 虚証は体力がなく、生理機能が衰え、抵抗力も低下した状態を意味します。
  • 中間証は実証または虚証のどちらも偏らず、それぞれの特徴を半分ずつもつ場合を意味します。

「証」の判定は証の自己判定テストご利用ください。

実証

中間証

虚証

むくみ(浮腫)に関係する治療法

生理痛・生理不順の原因

・生理痛は1ヶ月前後の周期で子宮が子宮内膜と血液と一緒に、押し出そうと収縮する時に伴って起こる下腹部や腰の痛みのことです。頭痛や眠気、イライラなどを伴う場合もあります。

症状が激しく生活に支障が出る場合などは、子宮内膜症や子宮筋腫などの疑いがありますので産婦人科で診断を受けてください。

・生理不順は生理の周期が39日以上あいたり、月に2~3回あるなど周期が不規則な場合を指します。周期の乱れは女性ホルモンのエストロゲンやプロゲステロンのバランスがくずれたことが原因と考えられます。

3ヶ月以上の無月経を「続発性無月経」といい、数ヶ月以上無月経なら「無排卵性月経」です。このよう方も産婦人科で診断を受けてください。

生理痛・生理不順の対策

生理痛、生理不順の対策としてはホルモンバランスと血液循環の改善がポインになります。

生理痛・生理不順に効果効能があるサプリメント

イソフラボン(大豆イソフラボン)

カルシウム

ツキミソウ油

ビタミンB6

ビタミンE

ブラックコホシュ

レッドクローバー

●サプリメント選びのワンポイント・アドバイス

  • イソフラボンはエストロゲンに似た構造をしていて「ファイトエストロゲン」と呼ばれています。
  • レッドクローバーの有効成分はイソフラボン類です。
  • 鉄、銅、ビタミンEは血液循環を良くし、ビタミンEはさらに女性ホルモンの分泌を促進しますのでビタミンEは生理痛と生理不順、両方に有効です。
  • ブラックコホシュは、生理痛と生理前症候群(PMS)の症状を緩和してくれます。
  • ビタミンB6とツキミソウ油は、生理前症候群(PMS)の症状を緩和してくれます。
  • カルシウムは生理痛に伴うイライラを改善してくれます。

生理痛・生理不順に処方される漢方薬

漢方薬は、自分の証に合ったものをお選び下さい。

「証」とは体力、体質、症状などから患者さんの状態を総合的に観察した診断結果のことです。

  • 実証は生理機能が高まった状態を意味して、外見は健康そうに見えます。
  • 虚証は体力がなく、生理機能が衰え、抵抗力も低下した状態を意味します。
  • 中間証は実証または虚証のどちらも偏らず、それぞれの特徴を半分ずつもつ場合を意味します。

「証」の判定は証の自己判定テストご利用ください。

実証

  • 通導散(つうどうさん)
    女性の生理不順、更年期障害などに用いられます。下腹部に抵抗・圧迫感のある「お血」(ドロドロ血液)や、便秘、頭痛、のぼせ、不眠などがみられる場合に有効です。
  • 桃核承気湯(とうかくじょうきとう)
    女性の生理困難症や更年期障害などに用いられます。下腹部に抵抗・圧迫感のある「お血」(ドロドロ血液)、頭痛、のぼせ、めまい、便秘、足腰の冷えなどがある場合に有効です。
  • 芍薬甘草湯(しゃくやくかんぞうとう)
    体力に関係なく、生理痛の痛み止めとして用いられます。

中間証

虚証

生理痛・生理不順に関係する治療法

うつ病の原因

うつ病の原因は二つの側面があり、それは「心の問題」と「脳内物質レベル」です。「心の問題」とは、仕事や人間関係などによるストレスや悩みなどがうつ病の原因になる場合です、「脳内物質レベル」は脳内の栄養不足より、セロトニンなどの脳内伝達物質が十分に合成されないため、うつ病になるのです。「気分」は心の持ち方だけでは決まらず、脳内の栄養状態によっても左右されます。

「脳内物質レベル」によるうつ病の原因は3つあります。

1.血糖値の乱高下

2.栄養素の不足(ビタミン ミネラル 脂肪酸など)

3.脳内伝達物質の材料になるアミノ酸の不足(トリプトファン フェニルアラニンなど)

上記3つのうつ病の原因の詳しく解説

1.血糖値の乱高下によるうつ病発症のメカニズムは、脳のエネルギーは唯一糖類です、白砂糖や精製デンプンなどの食べると直に血糖値が急上昇する食品(このような食品は高GI食品と呼びます)を摂取しますと、膵臓から多量のインスリンが放出され、今度は血糖値が下がりすぎて脳内がエネルギー不足になります。このため不安やイライラ、疲労、うつ状態などになるのです。

2.セロトニンやアドレナリンなどの脳内伝達物質は、アミノ酸からたくさんの酵素の働きにより作られますが、これらの酵素はビタミンやミネラルなどの補酵素の助けがないと、働きませんので脳内が栄養不足になると、脳内伝達物質が少なくなり、うつ病になるのです。主にビタミンB群、ビタミンC、亜鉛などです。

3.脳内伝達物質の材料はアミノ酸です。これらの材料となるアミノ酸が脳内に供給されないとセロトニンやノルアドレナリンなどが作れずに、うつ病になります。

3種類のうつ病

うつ病にも種類がありまして

・セロトニンが不足すると、気分が落ちこみや不眠、不安、イライラなどの症状がでます。セロトニンの材料はアミノ酸のトリプトファンになります。

・アドレナリンやノルアドレナリン、ドーパミンが不足すると、物事に対してやる気がなくなったり、疲労、睡眠の過多などの症状が現れます。これらの脳内伝達物質の材料はアミノ酸のフェニルアラニンとチロシンになります。

・またまれに「フェニルエチルアミン」と呼ばれる脳内伝達物質の不足によりうつ病になる場合があります。フェニルエチルアミンは恋愛中に脳内に多量に方出されるため「恋愛物質」とも呼ばれてまいています。このフェニルエチルアミンの材料は、アミノ酸のフェニルアラニンです。

どのタイプのうつ病の判断は試行錯誤しなければ、判りません。もしアミノ酸のフェニルアラニンを服用してみて、「せき立てられる思い」が出るようであれば「フェニルエチルアミン」は十分であると判断できます。

誤診に注意

鉄不足による貧血の症状はうつ病によく似ているため病院でよく誤診されますので、鉄不足を疑ってもみてください。

またうつ病とされている患者の内3分の1は、躁うつ病(双極性障害)を、うつ病(単極性障害)と誤診されていると言われていますので、注意が必要です。

うつ病の対策

脳内物質レベルでのうつ病の対策としては、興奮脳内伝達物質を補えばうつ病から開放されると考えられます。

「心の問題」でのうつ病の対策としては、「認知療法」が良いと思われます。

うつ病に効果効能があるサプリメント

マルチビタミン・ミネラル

ビタミンB群

5-HTP(5-ヒドロキシトリプトファン)

EPA(IPA) DHA

サミー

セントジョンズワート

チロシン

トリプトファン

フェニルアラニン

●サプリメント選びのワンポイント・アドバイス

  • サミーには脳内伝達物質のセロトニンやノルアドレナリン、アドレナリンを増加させる働きがあります。
  • セントジョンズワートはドイツでは医薬品として承認されていて単独で服用した場合、副作用が無いため欧米では幅広く使われていますが、薬理作用の強いサプリメントですので他の薬と併用するのは避けてください、使用する場合はお医者さんとよく相談してください。
  • 5-HTP(5-ヒドロキシトリプトファン)は、「グリフォニア・シンプリフォリア」と言うマメ科の植物の種から作られた天然物質で、欧米で抗うつ薬として用いられています。アメリカの栄養療法では5-HTP(5-ヒドロキシトリプトファン)を1回50~100mgを1日2回摂取しています。5-HTP(5-ヒドロキシトリプトファン)の副作用として5%の人が服用し始めに吐き気をもようしますが、摂取量を減らせば自然と体が適用します。
  • ビタミンB群は糖をエネルギー変えて脳の神経細胞に供給し、気分の落ち込みから回復させます。またビタミンB6は興奮脳内伝達物質のセレトニンやノルアドレナリンの合成に必要な栄養素ですので、ビタミンB6が不足するだけでもうつ病になります。
  • アミノ酸から脳内伝達物質が生成されえる過程で多種類のビタミン・ミネラルが必要です、またマルチビタミン・ミネラルを服用することで、三大栄養素の代謝を円滑に進める酵素を十分に働かせることができます。日常の体調を維持するための、予防として服用してください。
  • DHAは脳の細胞膜を軟らかくして、セロトニンなどの脳内伝達物質を受け取り易くして、脳内伝達物質を効率良く働かせる事ができます。
  • トリプトファンはセロトニンの材料、フェニルアラニンはアドレナリンとノルアドレナリン、ドーパミンそしてフェニルエチルアミンの材料、チロシンはアドレナリンとノルアドレナリン、ドーパミンの材料になります。

うつ病に処方される漢方薬

漢方薬は、自分の証に合ったものをお選び下さい。

「証」とは体力、体質、症状などから患者さんの状態を総合的に観察した診断結果のことです。

  • 実証は生理機能が高まった状態を意味して、外見は健康そうに見えます。
  • 虚証は体力がなく、生理機能が衰え、抵抗力も低下した状態を意味します。
  • 中間証は実証または虚証のどちらも偏らず、それぞれの特徴を半分ずつもつ場合を意味します。

「証」の判定は証の自己判定テストご利用ください。

実証

中間証

  • 加味逍遙散(かみしょうようさん)
    抑うつ気分、思考抑制、不安感、焦り、不眠、疲労感、無気力などの症状の場合、多くの方に適合すると思われます。女性の更年期障害、月経不順・月経困難症、自律神経失調症などにも用いられます。
  • 半夏厚朴湯(はんげこうぼくとう)
    頻尿に加えて、気分がふさぎがちで、不安が強く、神経過敏ぎみの場合に有効です。
  • 柴朴湯(さいぼくとう)
    気分が沈んだ状態の時に用いられます。食欲不振、疲労倦怠、さらに、のどや食道に異物感がある場合に有効です。

虚証

うつ病に関係する治療法


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