-ツキミソウ油-


ツキミソウ油(イブニングプリムローズオイル)

ツキミソウ油(イブニングプリムローズオイル)の効果効能

ツキミソウ油はアカバナ科のツキミソウの種から搾った油で、γーリノレン酸やリノール酸が多く含まれています。ツキミソウ油はホルモンバランスを整えて、生理痛の月経前症候群(PMS)の症状を緩和してくれます。またツキミソウ油の有効成分のγーリノレン酸は皮膚の表皮細胞の必要成分ですので、ツキミソウ油を補給することにより、花粉症アトピー性皮膚炎などには効果的です。


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必須脂肪酸を含むツキミソウ油(イブニングプリムローズオイル)

ツキミソウは米国ユタ州やネバダ州の先住民が全草を食糧にしたり、種の油を外傷や皮膚炎の治療薬として用いてきました。種子油には母乳やボリジ、ブフラックカラント(カシス)などにしか含まれていない、貴重な不飽和脂肪酸のγーリノレン酸(GLA)が、およそ8-9%含まれていることが確認されています。

必須脂肪酸のリノール酸を摂取すると体内でγーリレン酸に変換され、さらにはプロスタグランジン(PG)などの生理活性物質へと代謝されていきます。必須脂肪酸から合成されるプロスタグランジン(PG)は、炎症や免疫など、健康維持の要となるさまざまな機能の調整に関わります。リノール酸は体内で合成されないため、食事で摂る必要がある「必須脂肪酸」です。

しかし食生活の乱れやアルコールの摂取、加齢など何らかの要因があるとこの変換がうまく行われず、γーリノレン酸不足に陥ります。

このような場合はツキミソウ油を摂取することで、γーリノレン酸を補うことが可能です。ツキミソウ油は生理痛や生理前症候群(PMS)に最も多く用いられますが、アトピー性皮膚炎やリウマチなどのアレルギー疾患、それに肥満や爪、髪の弱質化、ハイパーアクティビティ(HLD症候群)などにも用いられ、さらに最近では糖尿病性の神経障害などにも適用されています。

ツキミソウ油(イブニングプリムローズオイル)の月経前症候群(PMS)への効果

月経前症候群(PMS)は月経の始まる1-2週間前から、イライラする、だるい、やる気がない、集中力が低下する、わけもなく気分が落ち込むといった精神症状に加えて、頭痛下痢便秘、お腹が張る、乳房が張る、むくみ、体重増加などの不快な身体症状をともなった状態が出現し、月経開始と同時に消失する、一連の症候群を言います。

月経困難症をともなっている場合は、月経が始まって数日間は、下腹部痛、腰痛、頭痛などが残ることもあります。

月経前症候群(PMS)は、実際多くの女性が毎月抱えている問題です。

ツキミソウ油の研究をしているデイビッド・ホロビン博士はイギリスのセントトーマス病院において、ある女性のグループが、月経前症候群(PMS)の深刻な徴候の改善がツキミソウ油によってもたらされることを、臨床的に示しました。非常に興味深いことに、この臨床試験に参加した女性のグループは、通常の薬を用いた治療では、改善しなかった人たちなのです。

改善が期待できる症状

生理痛、生理不順 アトピー性皮膚炎 花粉症

ツキミソウ油(イブニングプリムローズオイル)の有効成分

γーリノレン酸 リノール酸 


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ツキミソウ油(イブニングプリムローズオイル)の飲み方

1日3gを食後に服用してください。酸化しやすいので抗酸化物質ビタミンCビタミンEなどと併用してください。またEPA(IPA)DHAと一緒に服用すると、効果が持続されます。

まれに軽い下痢や消化不良などの症状でることがありますので、注意してください。


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