-生理痛・生理不順-


生理痛・生理不順の原因

・生理痛は1ヶ月前後の周期で子宮が子宮内膜と血液と一緒に、押し出そうと収縮する時に伴って起こる下腹部や腰の痛みのことです。頭痛や眠気、イライラなどを伴う場合もあります。

症状が激しく生活に支障が出る場合などは、子宮内膜症や子宮筋腫などの疑いがありますので産婦人科で診断を受けてください。

・生理不順は生理の周期が39日以上あいたり、月に2~3回あるなど周期が不規則な場合を指します。周期の乱れは女性ホルモンのエストロゲンやプロゲステロンのバランスがくずれたことが原因と考えられます。

3ヶ月以上の無月経を「続発性無月経」といい、数ヶ月以上無月経なら「無排卵性月経」です。このよう方も産婦人科で診断を受けてください。


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生理痛・生理不順の対策

生理痛、生理不順の対策としてはホルモンバランスと血液循環の改善がポインになります。

生理痛・生理不順に効果効能があるサプリメント

イソフラボン(大豆イソフラボン)

カルシウム

ツキミソウ油

ビタミンB6

ビタミンE

ブラックコホシュ

レッドクローバー

●サプリメント選びのワンポイント・アドバイス

  • イソフラボンはエストロゲンに似た構造をしていて「ファイトエストロゲン」と呼ばれています。
  • レッドクローバーの有効成分はイソフラボン類です。
  • 鉄、銅、ビタミンEは血液循環を良くし、ビタミンEはさらに女性ホルモンの分泌を促進しますのでビタミンEは生理痛と生理不順、両方に有効です。
  • ブラックコホシュは、生理痛と生理前症候群(PMS)の症状を緩和してくれます。
  • ビタミンB6とツキミソウ油は、生理前症候群(PMS)の症状を緩和してくれます。
  • カルシウムは生理痛に伴うイライラを改善してくれます。

生理痛・生理不順に処方される漢方薬

漢方薬は、自分の証に合ったものをお選び下さい。

「証」とは体力、体質、症状などから患者さんの状態を総合的に観察した診断結果のことです。

  • 実証は生理機能が高まった状態を意味して、外見は健康そうに見えます。
  • 虚証は体力がなく、生理機能が衰え、抵抗力も低下した状態を意味します。
  • 中間証は実証または虚証のどちらも偏らず、それぞれの特徴を半分ずつもつ場合を意味します。

「証」の判定は証の自己判定テストご利用ください。

実証

  • 通導散(つうどうさん)
    女性の生理不順、更年期障害などに用いられます。下腹部に抵抗・圧迫感のある「お血」(ドロドロ血液)や、便秘、頭痛、のぼせ、不眠などがみられる場合に有効です。
  • 桃核承気湯(とうかくじょうきとう)
    女性の生理困難症や更年期障害などに用いられます。下腹部に抵抗・圧迫感のある「お血」(ドロドロ血液)、頭痛、のぼせ、めまい、便秘、足腰の冷えなどがある場合に有効です。
  • 芍薬甘草湯(しゃくやくかんぞうとう)
    体力に関係なく、生理痛の痛み止めとして用いられます。

中間証

虚証


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生理痛・生理不順に関係する治療法


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女性・婦人科の治療ガイド

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女性・婦人科/健康

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