モリブデンの効果効能
モリブデンは、必須の微量ミネラルの一つで、主に解毒作用に関わる酵素の成分になります。モリブデンが関係するのは、プリン体を尿酸に変える酵素、二日酔いを防ぐ酵素、亜硫酸イオンの強い毒性を弱くする酵素などです。モリブデンはこの他に、造血にも影響するミネラルでもあります。
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モリブデンの酵素はプリン体を処理
プリン体は多くの食品に含まれている物質で、遺伝子の核酸(DNA)の材料になります。使用され古くなったプリン体は、尿酸に分解せれ老廃物として、排泄されます。プリン体を尿酸に分解するのが、酵素キサンチンオキシダーゼで、モリブデンを成分としています。
尿酸は関節痛の一つである通風の原因物質とされていますが、ビタミンCよも強い抗酸化物質ですので、ある程度は体に必要な物質です。
モリブデンは二日酔いを防ぐ
お酒を飲むと肝臓にアルデヒドと呼ばれる、二日酔いの原因になる有害な物質ができます。このアルデヒドを害のない酢酸(カルボン酸)に変えるのが、酵素のアルデヒドデヒドロゲナーゼです。モリブデンは、このアルデヒドデヒドロゲナーゼの成分になります。
モリブデンは亜硝酸を解毒
食品の酸化防止剤として、亜硫酸が使われていますが、体に蓄積されると頭痛、吐き気、おう吐、動悸、アレルギーなどの症状がでます。
しかし体には亜硫酸酸化酵素と呼ばれる酵素があり、この亜硫酸の強い毒性を弱めてくれます。モリブデンは、この亜硫酸酸化酵素を作る大事な材料になるのです。
モリブデンの造血作用
血液は摂取した食品の鉄分から作られます。食品からの鉄分が不足しますと、肝臓に貯蔵された鉄を使います。このとき、モリブデンを成分とした酵素が、肝臓にある鉄からの造血を促進させます。
改善が期待できる症状
貧血
モリブデンを含む食品
カリフラワー グリンピース イースト 小麦胚芽 玄米 ホウレンソウ ニンニク
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モリブデンの飲み方
1日20~25マイクログラムを目安に食後服用してください。上限は250マイクログラムです過剰摂取しないように注意してください。